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1つのDBとフォームでアンケートを受け付けたい(会員限定受付)

最終更新日:2025年06月27日

概要

SPIRALver.1では会員向けのアンケートをWeb上で行うことができます。
今回は、既存の会員に向けてのアンケートを想定し、メール文中にアンケートフォームへリダイレクトするURLを挿入してフォームから回答を受け付ける設定をご紹介します。

別ページ「アンケートフォームを作りたい(会員限定受付)」では、メール配信に使用する会員DBとは別のアンケートDBを新規作成して回答を登録するフローですが、ここでは、会員DBから更新タイプのフォームを作成して、既存のメール配信に使用する会員DBに対して、アンケートの回答を更新して格納するフローの設定方法をご紹介します。

 

 

下記キャプチャはアンケートフォームの完成例です。

アプリ作成

会員向けアンケートのアプリを作成し、既存の会員DBをアプリに追加します。
会員DBを追加後、作成したアプリからアンケートDBやアンケートフォーム、マイエリアを作成します。

アプリの作成については「アプリ新規作成(新規作成)」をご覧ください。

アプリを作成したら既存の会員DBをアプリに追加します。

 

1.アプリ作成後下記キャプチャの「+」をクリックします。

 

2.「既存オブジェクト追加」をクリックします。

 

3.作成済の会員DBを選択し、「>」ボタンをクリックします。

 

4.会員DBが右側に追加されているのを確認し、保存ボタンをクリックします。

 

会員DBのフィールド追加

既存の会員DBに、アンケートの回答や回答日時を格納するフィールドを追加します。

DBへのフィールドの追加手順については「稼働中のフォームにフィールド(質問項目)を追加したい」の「1.DBにフィールド追加」をご覧ください。

以下が会員DBのフィールド構成例です。

メールアドレスと会員IDは既に会員DBに登録されている想定の為、その他のアンケート回答や回答日時のフィールド等を追加します。

フィールドタイプ フィールド名 差し替えキーワード
メールアドレス(大・小文字無視) メールアドレス memberEmail
数字・記号・アルファベット(32bytes) 会員ID memberID
マルチセレクト 弊社サービスを知ったきっかけ
ラベル例)1.webサイトの広告を見て2.CMを見て3.他社からの紹介

4.その他

question1
セレクト このサービスは便利だと思いますか。

ラベル例)

1.はい

2.いいえ

3.どちらでもない

question2
テキストエリア(2048bytes) 自由記述欄 note
登録日時 回答日時 answerDate
簡易パスワード 変更・削除キー authKey
オプトアウト 配信停止 stop
配信エラーカウント 配信エラーカウント errorCount

※フィールドタイプの詳細については「フィールドタイプリファレンス」をご覧ください。

※セレクトは択一式でマルチセレクトは複数選択式です。

※オプトアウト、配信エラーカウントの使用方法や設定方法については、「はじめてのDB作成」の「3. DB作成方法(構成設定)」をご覧ください。

※変更・削除キーは、フィールド値自動生成トリガを設定して、データ一括更新等であらかじめランダム値をDBに格納してください。

別ページ「メール認証会員登録フォーム」や「メール会員管理(ID/パスワード管理)」を参考にして、
DBの変更・削除キーにあたるフィールドに既にランダム値が格納されている場合は、そのまま格納されている値を使用可能です。

設定手順の詳細については「フォームの認証キーとは何ですか?」をご参照ください。

アンケートフォーム作成

会員DBからアンケートフォームを作成します。タイプは更新タイプで作成します。

フォームの作成手順については「フォーム」をご覧ください。

 

会員限定のアンケートフォーム作成でのポイントをご案内します。

使用フィールド

キーフィールドには、識別キーフィールド(今回はID)と認証キーフィールド(今回は変更・削除キー)を指定します。

・識別キーフィールド:フォームの送信内容を会員DBのどのレコードに更新するかを判定します。

・認証キーフィールド:対象のレコードを本当に更新してよいかを判定します。

各フィールドは、DBに登録済みのデータとフォームから送信された値が一致することを基準にして判定するために必要です。

設定方法の詳細は「識別キーフィールドは何を選択したらいいですか」、「フォームの認証キーとは何ですか?」をご参照ください。

 

今回は、会員DBに登録済みの会員IDを引き継いでフォームに表示して、アンケート回答時には編集できないように設定します。

1.「使用フィールド」をクリックします。

 

2.会員の識別フィールド(今回は会員ID)と認証キーフィールド(今回は変更・削除キー)について「特殊入力:値を引き継ぐ(hidden)」を選択し、

その他のアンケート回答時に編集可能なフィールドは「入力項目として使用する」を選択します。

回答日時は「特殊入力:登録日時自動取得」を選択し、「変更」ボタンをクリックします。

 

フィールド別チェック

使用フィールドで「値を引き継ぐ(hidden)」に設定したフィールド(今回は会員ID)を、フォーム上で表示するかしないかの設定ができます。

今回は、アンケートフォーム上で会員IDを表示します。

1.フィールド別チェックをクリックします。

 

2.会員IDフィールドで絞り込み、「フォーム表示」で「表示する」を選択します。

「変更」ボタンをクリックし、「変更内容をフォームに反映」ボタンをクリックします。

※アンケートページ上に会員DBから引き継ぐ情報を表示させたくない場合は、「表示なし」を選択ください。

 

※アンケートフォームでは以下の機能をよく組み合わせて使いますので併せてご参照ください。

登録通知メール
サンクス配信

※アンケートフォーム作成については「アンケートフォームを作りたい(オープン受付) 」も参照ください。

マイエリア作成

会員のみがアクセスできる高セキュリティー空間「マイエリア」を作成します。

会員はメール文中のURLからマイエリアへ進み、アンケートを回答します。

マイエリア作成

会員DBの「+」をクリックし会員DBからマイエリアを作成します。

マイエリア作成の手順については「マイエリアの作成」をご参照ください。

クリックログイン設定

クリックログインはクリックログインURL をクリックした人物を会員とみなし、識別キー(ログインIDなど)の入力を省略してマイエリアにログインできる機能です。

クリックログインを使用することで、アンケート回答の際に会員はIDやパスワードを入力せずともログインしてアンケート回答ができます。

 

1.画面左側の「クリックログインページ」をクリックします。

2.使用設定がデフォルトでは「使用しない」にチェックがついているので、「使用する」にチェックをつけ、「変更」をクリックします。

 

その他クリックログインの詳細設定は「マイエリア クリックログインページ」をご覧ください。

カスタムページ作成

カスタムページではマイエリア環境で表示させたいページやフォームを設定します。

ここでは作成したアンケートフォームをカスタムページに表示させます。

 

1.画面左側のカスタムページをクリックします。

マイエリアを作成するとカスタムページが自動で1ページ生成されます。自動で生成されたページ名をクリックします。

 

2.カスタムページの名前、タイトルを変更します。

ページソース欄に作成したアンケートのフォームのソースを貼り付けます。

ページソースの「フォーム適用」ボタンをクリックして「フォームのマイエリア用HTML適用」を表示します。

先ほど作成したフォームを選択し、ソースタイプは「設定デザイン」を選択して「適用」ボタンをクリックし、「変更」ボタンをクリックします。

 

3.ソースを貼り付けた後、ソース内に表示されている不要な%タグをソースから削除します。

※「%タグ」は、マイエリア内で登録データを表示するタグのため、今回はアンケート項目の「%タグ」は削除する必要があります。

(設定例)

以下の%タグを削除します。

・弊社サービスを知ったきっかけ「%val:usr:question1:●%」

・このサービスは便利だと思いますか「%val:usr:question2:●%」

・自由記述欄「%val:usr:note%」

 

修正前

<dl class="cf">
<dt class="title">
弊社サービスを知ったきっかけ
</dt><dd class="data multi2">
<ul class="cf">
<li><label><input class="input" type="checkbox" value="1" name="question1" %val:usr:question1:1%><span>webサイトの広告を見て</span></label></li>
<li><label><input class="input" type="checkbox" value="2" name="question1" %val:usr:question1:2%><span>CMを見て</span></label></li>

<li><label><input class="input" type="checkbox" value="3" name="question1" %val:usr:question1:3%><span>他社からの紹介</span></label></li>
<li><label><input class="input" type="checkbox" value="4" name="question1" %val:usr:question1:4%><span>その他</span></label></li>
</ul>
<input type="hidden" value="" name="question1">
</dd>
</dl>
<dl class="cf">
<dt class="title">
このサービスは便利だと思いますか。
</dt><dd class="data ">

<select class="" name="question2">
<option value="">----- 選択してください -----</option>
<option value="1" %val:usr:question2:1%>はい</option>
<option value="2" %val:usr:question2:2%>いいえ</option>
<option value="3" %val:usr:question2:3%>どちらでもない</option>
</select>
<br>
</dd>
</dl>
<dl class="cf">
<dt class="title">
自由記述欄
</dt><dd class="data ">
<textarea class="" name="note" rows="4" wrap="soft" >%val:usr:note%</textarea><br>
</dd>
</dl>

修正後

<dl class="cf">
<dt class="title">
弊社サービスを知ったきっかけ
</dt><dd class="data multi2">
<ul class="cf">
<li><label><input class="input" type="checkbox" value="1" name="question1"><span>webサイトの広告を見て</span></label></li>
<li><label><input class="input" type="checkbox" value="2" name="question1"><span>CMを見て</span></label></li>

<li><label><input class="input" type="checkbox" value="3" name="question1"><span>他社からの紹介</span></label></li>
<li><label><input class="input" type="checkbox" value="4" name="question1"><span>その他</span></label></li>
</ul>
<input type="hidden" value="" name="question1">
</dd>
</dl>
<dl class="cf">
<dt class="title">
このサービスは便利だと思いますか。
</dt><dd class="data ">

<select class="" name="question2">
<option value="">----- 選択してください -----</option>
<option value="1">はい</option>
<option value="2">いいえ</option>
<option value="3">どちらでもない</option>
</select>
<br>
</dd>
</dl>
<dl class="cf">
<dt class="title">
自由記述欄
</dt><dd class="data ">
<textarea class="" name="note" rows="4" wrap="soft" ></textarea><br>
</dd>
</dl>

4.差替えキーワードが正しく変更されているか確認し、「変更」をクリックします。

公開・非公開設定

1.画面左側の「公開・非公開設定」をクリックします。

 

2.ステータスを「公開」にチェックし、「変更」をクリックします。

メール作成

会員にアンケートの回答をして頂くために、アンケートのURL付きのメールを送信します。

今回はEXPRESS2で配信します。EXPRESS2の設定手順は「EXPRESS2」をご覧ください。

※メール配信の詳細設定については「メールを配信したい 」を参照ください。

 

1.メール文面ができたらクリックログインURLを入れたい箇所にカーソルを合わせた後に「差替えキーワード」をクリックします。

 

2.会員DBでDBを絞り込み、「選択」をクリックします。

 

3.クリックログインURLの項目に表示されている差替えキーワード%url/https:xxxxx%をクリックします。

※文面作成画面の右下にある「URL有効期間設定」からはクリックログインURLなどのURLの有効期間を設定することができます。

詳細は「URL有効期間設定とはどのような機能ですか」をご覧ください。

※クリックログインURLの項目に差替えキーワードが表示されない場合は、以下の原因が考えられますので確認ください。

・マイエリアのクリックログイン設定が正しくできていない←「マイエリア作成」の箇所を見直してください。

・「会員DB」以外のDBで絞り込んでしまっている←「差替えキーワード」画面のプルダウンを確認してください。

 

4.「close」をクリック後、メール文面設定で差替えキーワードが表示されていることを確認します。

問題がなければ、配信予約設定をして配信予約をします。

 

5.配信予約ができたら本番配信の前にテスト配信をします。

「メール」の「配信設定一覧」をクリックします。

 

6.今作成した配信設定が表示されるので、「テスト配信」をクリックします。

テスト配信の詳細設定については「3.テスト配信をする」をご覧ください。

動作確認

送信されたメール文中のURLからアンケートを回答し、会員DBに回答内容が登録されているかを確認します。
DBの確認方法については「DB操作(DBオペレーション)」をご覧ください。

本番配信

動作確認をして問題がなければ、本番配信をします。

 

1.配信設定一覧を開き、「設定」をクリックします。

 

2.スタンバイを「OK」に変更し試算して問題が無ければ「予約変更」をクリックします。

これで配信時間になると自動でメールが配信されます。