
一覧表・単票 > ソースデザイン > XPathとは
最終更新日:2020年11月20日
概要
XSLファイルからXMLファイルにアクセスして情報を抜き出すため、「/」「@」などを使い、要素、子要素の階層を辿っていったり、属性を指定します。
その指定する技術を担っているのが、XPathです。
ブラウザでWebページにアクセスする場合に「/」を用い、「document/201610/index.html」など、目的のページまで階層を辿っていくのと似ています。
基本的な使い方
例)XMLファイルに次のような定義があるとします。
<要素A>
<要素B 属性C="
属性値D"
>文字列</要素B>
</要素A>
XPathは以下の通り記述します。
記述方法 | 意味 |
---|---|
/ | 全ての要素を指定 |
要素A | 要素A(<要素A>から</要素A>)を指定 |
要素A/要素B | 要素Aの子要素B(<要素B></要素B>)を指定 |
要素A/ 要素B/@属性C | 要素Aの子要素Bの属性Cを指定 |
//@属性C | 親要素は関係なく、属性Cを指定 |
要素A/要素B/* | 要素Aの子要素Bに属する全ての要素を指定 |
*[@属性C] | 属性Cを持つ全ての要素を指定 |
要素A[1] | 最初の要素Aを指定 |
要素A/要素B[position()=1] | 要素Aの最初の子要素Bを指定 |
要素B[@属性C =" 属性値D" ] |
属性Cの値が属性値Dではない要素Bを指定 |
要素A[要素B=" 文字列" ] |
値が文字列である要素Bを持つ要素Aを指定 |
スパイラルの場合
一覧表および検索フォームで使用するXMLファイルにおいて、検索方法(例.AND検索、OR検索)や抜き出せる情報の形式は、基本的にフィールドの差し替えキーワードが要素名の元になっています。
例)差し替えキーワードがemailの場合、要素名はusr_email
そのため、スパイラルに設定するXSLファイルでは、「usr_差し替えキーワード」「usr_差し替えキーワード/子要素」「usr_差し替えキーワード/子要素/@属性」というXPathをよく使います。