
トランザクションDB(事例・操作手順)
最終更新日:2022年11月01日
トランザクションDBは、登録データをトランザクションデータとして受け付け、通常DBに格納しているマスタデータに最適に反映することができます。
ここでは、セミナー申込をトランザクションDBで受け付け、マスタのDBに格納されているセミナー情報の申込数に反映させる方法をご紹介します。
トランザクションDBの詳細については、下記をご覧ください。
セミナー管理の事例
~セミナーマスタと申込者情報の同期で、締切情報をリアルタイムに表示~
トランザクションDBでセミナーへの参加申込を受け付ければ、申込者マスタDBへのメンバー登録とともに、残席数を管理するセミナーマスタDBへの席数の減算処理を行うことができ、残席数が「0」に達したところでセミナー一覧ページへの表示を自動で中止し、かわりの案内を表示させることが可能となります。
フロー
アクションの流れ
ポイント
(1)演算子「-1」で、セミナーの残席を減らす
トランザクションDBにデータを登録する際、整数フィールドに固定値「1」が登録されるように設定し、アクション でセミナーマスタDBを更新し、残席数から固定値「1」を演算子「-=」を使って減算します。
(2)残席数0で、セミナー情報を非表示にする
セミナーマスタDBに一覧表・単票を作成し、検索フォームの設定で「DBの抽出ルール」で「残り席数が1未満 以外」を抽出するルールを指定します。残り席数が0席のセミナーが、自動的にセミナー一覧に表示されなくなります。募集完了したセミナーについての問合せを受け付ける場合は、別途、一覧表・単票を作成します。その際「DBの抽出ルール」で「残り席数が1未満」を抽出するルールを指定し、募集完了したセミナーの一覧を表示し、次回のご案内などをおこなえます。
(3)各セミナーの申込者一覧や各申込者の参加セミナー一覧を表示
一覧表・単票で各セミナーの情報から申込者の一覧や申込者の情報から申込者が過去に参加したセミナーの一覧を表示できます。
各セミナーの情報から申込者の一覧を表示するには、セミナーマスタDBと申込情報統合DBに一覧表・単票を作成し、セミナーマスタDBの単票に申込情報統合DBの一覧表を挿入する差替えキーワード(マスタフィルタ「%sf:usr:***:table:mstfilter%
」)を使います。
申込者の情報から申込者が過去に参加したセミナーの一覧を表示するには、申込者DBと申込情報統合DBに一覧表・単票を作成し、申込者DBの単票に申込情報統合DBの一覧表を挿入する差替えキーワード(マスタフィルタ「%sf:usr:***:table:mstfilter%
」)を使います。
1. トランザクションDBの発行
「DB」>「トランザクションDB」に進み、トランザクションDBを発行します。
「新規作成」ボタンもしくは「トランザクションDBを新規作成してください」をクリックして、トランザクションDBの新規作成に進みます。
トランザクションDBの基本設定を行います。「名前」と「タイトル」を入力し、「構成設定」ボタンをクリックします。
フィールドの構成を行います。左の「フィールド系統」のリストから、使用するフィールドを選択し、右の構成リストに加えます。
使用するフィールドの構成が整ったら、「フィールド名」を適宜変更します。
また、画面右の歯車ボタンをクリックすると、そのフィールドの詳細設定を行うことができます。
(詳細設定画面)
設定後、「新規作成」ボタンをクリックします。トランザクションDBの作成が完了です。
2. 通常DBの発行とデータ登録
通常DBの発行
続いて、「DB」>「通常DB」に進み、通常DBを発行します。
「新規作成」ボタンもしくは「通常DBを新規作成してください」をクリックして、通常DBの新規作成に進みます。
基本設定を行います。「名前」と「タイトル」、「レコード数」を入力し、「構成設定」ボタンをクリックします。
フィールドの構成を行います。左の「フィールド系統」のリストから、使用するフィールドを選択し、右の構成リストに加えます。
使用するフィールドの構成が整ったら、「フィールド名」を適宜変更します。
設定後、「新規作成」ボタンをクリックします。通常DBの作成が完了です。
データ登録
続いて、作成した通常DBにデータを登録します。
「通常DB一覧」にて作成したDBの画面右の歯車ボタンをクリックし、「設定」をクリックします。
「MENU」>「操作関連」の「データ操作(DBオペレーション)」に進みます。
「新規登録」タブで、セミナーのデータを登録します。
↓
3. フォームの発行
続いて、「Web」>「フォーム」に進み、フォームを作成します。
「新規作成」ボタンクリックして、フォームの新規作成に進みます。
まず、フォームの基本情報を設定します。「DB」では作成したトランザクションDBを選択し、フォームの「名前」と「タイトル」を入力します。
次に、「デバイスの種類」、「フォームの種類」を選択します(ここでは、マルチデバイス用フォーム、新規登録を選択します)。
設定に問題がなければ、「新規作成」ボタンをクリックします。作成後は「引き続き設定を行う」を選択します。
続いて、フォームの詳細設定を行います。
1. 使用フィールド
「MENU」>「フォーム設定」の「使用フィールド」に進みます。
使用するフィールドの入力設定を行います。ここでは、「TRDB_登録日時」については「登録日時自動取得」を、
「申込数」については「固定値」を選択します。設定後、「変更」ボタンをクリックします。
2. フィールド別チェック
続いて、フィールド別の詳細設定を行います。「MENU」>「フォーム設定」の「フィールド別チェック」に進みます。
ここでは、使用フィールドの設定で固定値で入力されるように設定した「申込数(整数)」の設定を行います。
「フォームの表示」を「表示なし」、「固定値」の値を「1」に設定します。設定に問題がなければ、「変更」ボタンをクリックします。
その他、必要に応じてフォームの設定を行ってください。
4. トランザクションDBの設定
続いて、「DB」>「トランザクションDB」に進み、『1. トランザクションDBの発行』で発行したトランザクションDBの設定を行います。
画面右の歯車ボタンをクリックし、該当のトランザクションDBの詳細設定を行います。
「MENU」>「設定関連」>「アクション」に進みます。
「アクション」右にある「+」ボタンをクリックし、アクションの新規作成を行います。
まず、アクションの「基本情報」を設定します。
「アクション名」を入力し、「発動条件」と「アクション」、「アクション対象DB」を選択します。
次に、「アクション発動時の処理」を必要に応じて設定します。
「アクション発動時の処理」の詳細については、トランザクションDBを参照して下さい。
上記の設定に問題がなければ「新規作成」をクリックします。
1. アクション設定
続いて、作成したアクションの詳細設定を行います。画面右の「操作」(歯車ボタン)をクリックし、「アクション設定」に進みます。
「検索キーフィールド」の設定を行います。今回は「識別キー」に「セミナー」のフィールドを指定します。
「識別キー」を指定するためには、該当のフィールドにインデックスを設定する必要があるため、
トランザクションDB、およびアクション対象DBそれぞれにおいて「セミナー」フィールドにインデックスを作成します。
↓(インデックス作成画面が開きます)
↓
インデックスを作成後、元の画面に戻ると識別キーとして「セミナー」が選択できるようになります。
アクション対象DBでも同様に、「セミナー」にインデックスを作成し、それぞれ「識別キー」として選択してください。
設定後、「保存」ボタンをクリックします。
2. フィールドマッピング
続いて、画面右の「操作」(歯車ボタン)をクリックし、「フィールドマッピング」に進みます。
フィールドマッピングでは、トランザクションDBに登録されたデータをアクション対象DBのどのフィールドに対してアクションするか、
フィールドを紐付ける設定です。
今回は、トランザクションDBの「申込数」とアクション対象DBの「申込数」を紐付けて、トランザクションDBにデータが登録されたときに
アクション対象DBの該当フィールドに「+=」の演算がなされる設定を行います。
まず、画面左の「TRDBフィールド」リストで「申込数」をクリックします。次に、画面右の「演算子」から「+=」を選択し、色付けられた対象DBフィールドの「申込数」をクリックして、フィールドマッピングの「使用」の属性にチェックが入ることを確認します。設定に問題がなければ、「保存」ボタンをクリックします。
以上で必要な設定は完了です。
※null(空白)のフィールドがあった場合ついてnull値(空白)でDBに更新をかける場合は「NULL更新」の項目にチェックを入れてください。
「NULL更新」にチェックが付いていないと、未入力を無視し登録されている値を保持する仕様となっております。
5. 動作確認
実際に、フォームからデータを登録し、動作を確認します。
フォームで登録されたデータは、トランザクションDBのアクションを経由して、アクション対象DBへ処理されます。
「データ操作(DBオペレーション)」にてDBに登録されたデータを見て、「申込数」が増えていることを確認してください。