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仮想DB(連携型)とは

最終更新日:2024年03月25日

1. 仮想DB(連携型)とは

仮想DB(連携型)とは、連携されたDBのフィールドを組み合わせて仮想的に定義されたDBのことです。
仮想DB(連携型)により、複数のDBに跨るデータの閲覧や登録、編集、削除が可能になります。

2. 基本事例

~ 顧客対応履歴の仮想DB(連携型) ~

■ 顧客対応履歴DB[仮想DB(連携型)]に登録する

1.顧客対応履歴DB[仮想DB(連携型)] のDBオペレーションの登録画面を開く

「マスタから選択」をクリックし、ポップアップしたマスタDB(顧客DB)のDBオペレーション画面にて 対象顧客を検索します。

2.登録対象の顧客をマスタ(顧客DB[通常型])から検索する
対象顧客を確認したら、連携しているフィールドの値をクリックします。

顧客が存在しない場合は、画面下のフォームに顧客情報を入力して新規登録します。

顧客対応履歴DB[仮想DB(連携型)]に顧客情報を登録し、一覧に表示された対象顧客の主キーの値をクリックすると、顧客対応履歴DB[仮想DB(連携型)]の登録画面に切り替わります。

3.マスタから顧客情報を選択し、対応情報を入力する
顧客対応履歴DB[仮想DB(連携型)]に顧客DBの情報が反映されていることを確認し、対応情報を入力しましょう。

以上で対応情報の入力が完了しました。

■ 対応履歴を検索する

仮想DB(連携型)のデータをDBオペレーションで検索する方法は通常DBを検索するのと同様です。


3. 内部結合と外部結合

■ 結合とは

仮想DB(連携型)では、2つの結合方法のいずれかを選択することができます。
結合方法によって、仮想DBで取り扱うレコードが異なります。
仮想DBの基となるDB連携の設定毎に結合方法を設定します。
なお、仮想DB(連携型)では、参照元DBを基準として結合します。

・内部結合とは・・・
参照元DBの参照キーがマスタDBの主キーとマッチするレコードのみを抽出します。
・外部結合とは・・・
参照元DBの参照キーがマスタDBの主キーとマッチしないレコードも抽出します。マスタDBの主キーにマッチしないレコードでは、マスタDBを参照するフィールドを空値で表示します。

■ 結合事例

「イベント参加DB」に、「店舗会員DB」と「メルマガ会員DB」を結合する例

■ 結合後の仮想DB(連携型)の例
※仮想DB(連携型)に含めるフィールドは例です。

例1)店舗会員かつメルマガ会員でイベントに参加した方だけが含まれる仮想DB(連携型)を構成したい

例2)イベントに参加された方全員を含む仮想DB(連携型)を構成したい

4. その他

■ 仮想DB(連携型)のマイエリア設定

通常DBと同様に、仮想DB(連携型)でもマイエリアを設定することができます。
会員識別キーには、仮想DB(連携型)のシステムID(レコードID)もしくは参照元DBの主キーフィールドを選択することができます。

■ 仮想DB(連携型)に対するメール配信

通常DBと同様に、仮想DB(連携型)に対してもメールを配信することが可能です。

※トランザクションDBを含むDB連携より作成した仮想DB(連携型)に対してはメール配信を行うことができませんのでご注意ください。

■ 同じフィールド名のフィールドを、1つの仮想DB(連携型)には複数設定できません。

仮想DB (連携型)に設定するフィールドは、同じフィールド名のフィールドを複数設定することはできません。設定する場合は、通常DB毎に個別のフィールドを作成してください。

設定手順はこちら

■ 作成済みの仮想DB(連携型)の参照元DBとマスタDBを変更することはできません。

作成した仮想DB(連携型)の参照元DBとマスタDBを後から変更することはできません。
変更したい場合は、新たに仮想DB(連携型)を作成してください。