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データ一括処理

最終更新日:2024年02月29日

1. データ一括処理とは

データ一括処理機能は、スパイラル®のDBに対して外部システムまたはローカルPC上のデータを反映したい場合に、一括で登録、更新、削除の処理を実行できる機能です。予め設定した処理を実行するので、外部連携や日々の業務における定期的な処理の実行や大量データ処理に適しています。

2. 主な利用例

・データ登録、更新、削除
・データ出力
・定期実行によるバッチ処理

3. 仕様

処理 ・一括登録(登録 or 削除登録)
・一括更新(更新 or 差分更新)
・一括削除
・フラグによる登録/更新/削除
ファイル形式 ・TSV、CSV
・非圧縮、ZIP
拡張子 ・非圧縮:「.txt」「.tsv」「.csv」「拡張子なし」
・ZIP形式:「.zip」のみ
文字コード EUC-JP
実行方法 ・手動実行
・定期実行(オプションサービス)

 

4. データ一括処理の設定方法

データ一括処理の新規作成

DBメニューから、データ一括処理を選択します。

「新規作成」ボタンを押します。

処理設定の名前を入力、処理対象DBの選択、処理方法を選択し、新規作成します。

処理方法 用途
一括登録 ・ファイルに存在するレコードを新規登録
・登録済みデータを削除し、ファイルに存在するレコードを新規登録
一括更新 ・ファイルに存在するレコードを更新
・ファイルに存在するレコードを更新し、更新対象がDBにない場合新規登録
・ファイルに存在するレコードを更新し、更新対象がファイルにない場合DBのレコードを削除
一括削除 ・ファイルに存在するレコードを削除
フラグによる一括処理 ・ファイルに存在するフラグにより、登録 / 更新 / 削除の処理を指定

 

データ一括処理の詳細設定

データ一括処理一覧から名前をクリックします。

トップページが表示されます。

名前 変更要素
名前 処理名を変更します。
DB 処理対象DBを変更します。
※各種設定完了後、同一構成をもったDBにテストしたい場合など、利用します。
定期実行 定期実行設定画面へ遷移します。
外部接続ディレクトリ 外部接続ディレクトリ設定画面へ遷移します。
フィールド指定方法 処理設定画面へ遷移します。

フィールド指定方法の「変更」から処理設定画面へ遷移します。

各処理共通

各処理共通の設定要素です。

名前 設定
ファイルの列数 一括処理に使用するファイルの列数を指定します。
ファイル形式 ファイル形式を「TSV / CSV」から選択します。
圧縮形式 「非圧縮 / ZIP形式」から選択します。

これ以下は処理方法により変更します。

一括登録

名前 設定
フィールド指定方法 「列ごとに指定 / ヘッダ行で指定」から選します。
「列ごとに指定」を選択する場合は[フィールドマッピング設定]をクリック。
「ヘッダ行で指定」を選択する場合は[ヘッダ行ダウンロード]からヘッダをダウンロードし、取込ファイルのヘッダに指定。
一括削除 常にファイルデータと入れ替える場合は、「一括登録する前にデータを一括削除する」にチェックします。

 

一括更新

名前 設定
フィールド指定方法 「列ごとに指定 / ヘッダ行で指定」から選択します。
「列ごとに指定」を選択する場合は[フィールドマッピング設定]をクリック。
「ヘッダ行で指定」を選択する場合は[ヘッダ行ダウンロード]からヘッダをダウンロードし、取込ファイルのヘッダに指定。
更新対象がDBにない
ファイルのデータの処理
「何もしない / 新規登録する / エラー終了する」から選択します。
更新対象がファイルにない
DBのレコードの処理
「何もしない / レコードを削除する」から選択します。

 

一括削除

名前 設定
検索キー 削除対象のレコードを特定するキー項目をプルダウンから選択し、ファイル内で対応する列数を入力します。

 

フラグによる一括処理

名前 設定
フラグ列 ファイルの対応列を入力します。
フラグ文字 「登録 / 更新 / 削除」各フラグの文字列を入力します。
※デフォルト値
登録フラグ:Insert / 更新フラグ:Update / 削除フラグ:Delete
フィールド指定方法 「列ごとに指定 / ヘッダ行で指定」から選択します。
「列ごとに指定」を選択する場合は[フィールドマッピング設定]をクリック。
「ヘッダ行で指定」を選択する場合は[ヘッダ行ダウンロード]からヘッダをダウンロードし、取込ファイルのヘッダに指定。
更新対象がDBにない
ファイルのデータの処理
「何もしない / エラー終了する」から選択します。
処理指定文字列に不正な値
が設定された場合の処理
「何もしない / エラー終了する」から選択します。

 

「フィールドマッピング設定」と「ヘッダ行で指定」

フィールドマッピング設定

「一括登録 / 一括更新 / フラグによる一括処理」にて、フィールド指定方法で「列ごとに指定」を選択、[フィールドマッピング設定]をクリックすると本画面が表示されます。

名前 設定
検索キー 更新対象のレコードを特定するキー項目を選択します。
※一括登録の場合、「検索キー」はありません。
データ列 ファイルの対応列を入力します。

▼サンプルデータアップロードを使用する場合
ファイル選択からサンプルデータをアップロードします。

マッピング画面下にサンプルデータが表示され、各列ごとにプルダウンでフィールドを選択するとデータ列に列数が自動で入力されます。

ヘッダ行で指定

「一括登録 / 一括更新 / フラグによる一括処理」にて、フィールド指定方法で「ヘッダ行で指定」を選択、[ヘッダ行ダウンロード]からヘッダをダウンロードします。
ファイル名:coop[一括処理ID]_header.txt
ヘッダには、該当のフィールドのフィールドコードが含まれます。
お手元のデータとヘッダ列を一致させ、ファイルアップしてご利用ください。


トップページへ戻り、状態を「実行可能」に変更します。


これで設定は完了です。


動作確認

状態が「実行可能」であることを確認し、手動実行をクリックします。


用意するファイルの形式
・文字コード:EUC-JP
・拡張子:txt
・列数、区切り文字、圧縮形式:「処理設定」メニューで設定した内容に合わせてください。
ファイルを選択したら、「実行」ボタンを押します。


実行ログを確認します。

処理が正しく完了していれば、結果に「成功」と表示されます。
「失敗」と表示された場合は、処理設定とアップロードしたファイルを再度確認してください。

注意事項

1.以下条件に当てはまる場合、処理が失敗します。
・処理設定で設定したファイル形式とアップロードしたファイルの形式が異なる。
・ファイルの文字コードがEUC-JPでない。
・同一時刻に同一のファイル名が存在する(拡張子のみ異なる場合も含む)。
※「成功」と表示された場合でも、更新のマッピングや新規登録、削除処理などの設定が正しいか、念のためDBオペレーションから登録データを確認してください。

 

2.処理できるデータ量について、以下のページをご覧ください。

大量データの一括処理について

 

3.データ一括処理を定期実行と連携してご利用の場合、トップページに記載のファイル名「coop[一括処理ID]_」の部分は変更不可です。