フィールド透過型暗号化オプション
最終更新日:2025年07月01日
機能概要
SPIRAL ver.1が独自に実装しているフィールドタイプのうち、一部のフィールドを除いて、暗号化キーを用いた透過型暗号化/復号化が可能です。
フィールド透過型暗号化オプションではオプションを設定したフィールドに登録されるデータを自動で暗号化し、セキュリティを強化できます。
※お客様が操作画面などでデータを閲覧・操作する際は、自動的に復号化されるため特別な操作は必要ございません。
※本オプションは2025年8月1日より提供開始予定です。
1.オプションについての注意事項
・フィールド透過型暗号化オプションは、新たに作成するフィールドに対してのみ設定可能です。
既存のフィールドには適用できませんのでご注意ください。
・本オプションを設定できるフィールドは1DBあたり、最大150フィールドまでです。
・本オプションでは、レコードの登録、取得、更新時に暗号化復号化の処理が行われるため、従来のレコード操作※と比較して処理速度が低下する場合がございます。
特に、大量レコードご利用の場合や、運用内容によっては処理時間の大幅に増加することがあり、本オプションを導入いただけない場合がございます。あらかじめご了承ください。
※以下の処理について、フィールド数やレコード数が多い場合に時間を要することを確認しております。
・DBオペレーションでのレコードの一覧表示、登録、更新
・データ一括処理(定期実行による登録、更新)
・データ一括出力
・データ一括削除
・インデックスの作成 等
2.オプションを設定できないフィールドタイプ
SPIRAL ver.1が独自に実装しているフィールドタイプについて、本オプションを適用できないものが一部ございます。ご利用にあたって、必ず事前にご確認ください。
フィールド透過型暗号化オプション設定不可フィールド一覧
・不正アドレスフラグ
・モバイルドメインフラグ
・重複フラグ
・配信エラーカウント
・配信エラー
・パスワード
・クリックカウント
・HTMLメール開封チェック
・オプトアウト
・画像(100KiB)
・ファイル
・レコードID
・登録元ID
・ルックアップキー
3.オプション利用可能DBと機能
本オプションを適用したフィールドを設定できるDBおよび適用している場合に利用できる機能は以下の通りです。
※記載している機能以外は利用できません。
利用可能DB一覧
・通常DB
・履歴DB
・TRDB
・仮想DB(フィルタ型)
・仮想DB(連携型)
利用可能機能一覧
・DB
・連携/トリガ/抽出
・DB連携
・トリガ
・抽出ルール
・バッチ処理
・データ一括処理
・定期実行
・データ操作
・データ操作(DBオペレーション)
・データ一括登録 / 更新
・データ一括出力
・データ一括削除
・データメンテナンス
・Web
・フォーム
・マイエリア
・一覧表/単票
・API
・select
・insert
・update
・upsert
・delete
・bulk_insert
・bulk_update
・bulk_upsert
・メール
・EXPRESS2
・EXPRESS配信
・シークエンス配信
・サンクス配信
・タイムリー配信
・リスト作成
※配信ログはオプション適用対象外です
4.オプション導入の前に
フィールド透過型暗号化オプションを利用するためには、フィールド透過型暗号化専用の共用DBサーバを利用いただく必要があります。
既存アカウント、新規アカウントいずれの場合でもお申し込みから導入まで、スケジュールのご相談から実施いたします。
ご利用開始までにお時間を要する場合がございますため、導入をご検討の際はお早めにご相談ください。
・既存のアカウントの場合
既存アカウントでオプションを導入希望の場合、フィールド透過型暗号化専用DBサーバへの移行作業※が必要となります。
この際最大2時間のダウンタイムが発生し、SPIRALにおける全ての機能が一時的に利用できなくなります。
そのため、導入にあたっては、事前のスケジュール調整にご協力をお願いいたします。
※専用DBサーバへの移行作業には別途費用が発生します。
※サーバ移行のイメージに関しては履歴DBレコード管理>サーバ移行をご参照ください。
・新規アカウントの場合
アカウントお申し込み時に本オプションをご希望いただいた場合は、専用DBサーバ上にアカウントを発行することが可能です。
この場合、移行作業および移行費用は発生いたしません。
5.オプション価格
No | オプション | 適用 | 価格(税別) |
1 | フィールド透過型暗号化サーバ移行費用※ | 初期 | 600,000円 |
2 | フィールド透過型暗号化利用料 | 月次 | 100,000円 |
※アカウントお申し込み時点でオプションを導入希望される場合は、発生いたしません。
6.フィールドの設定方法
新規DB作成およびフィールド追加時に、「フィールド属性」の「暗号」チェックボックスを有効にして保存することで、
フィールド透過型暗号化オプションが適用されます。
なお、既存のフィールドに対して本オプションを適用することはできませんのでご注意ください。
7.オプションの解約
・フィールド透過型暗号化オプションを解約するためには、オプションを適用したフィールドを全て削除した上で、
当社まで、解約希望のご連絡をお願いいたします。ご連絡をいただいた上で当社にて解約が可能な状態かを確認いたします。
オプションを適用したフィールドが1つでも残っている場合、解約はできません。ご注意ください。
・本オプションの解約月は、当社がお客様に解約作業が完了した旨をご連絡した日が属する月とします。
・解約後、フィールド透過型暗号化専用の共用DBサーバから通常の共用DBサーバへのアカウント移行作業が発生します。
この作業に伴い、最大2時間のダウンタイムが発生しますので、あらかじめご了承ください。