トランザクションDBに登録したデータを複数のマスタDBに正規化します。一連の処理途中にエラーが発生した場合はロールバックするため、処理の一貫性が保証されます。トランザクションDBを介してデータを登録、更新、削除することで、マスタDBは常に正規化された最新の状態を維持することができます。
選択したマスタDBには、条件分岐や演算などのアクションを設定することができます。例えば、購買履歴のデータをトランザクションDBに登録しながら、顧客マスタDBに購入総額や購入回数などを自動集計できるため、顧客のプロファイリングが容易になります。
トランザクションDBに登録されたデータは処理後も保管されますので、マスタDBの更新履歴として参照することができます。さらに、例えばマスタDBを削除してしまった場合には、トランザクションデータからマスタDBを復元することができます。
Webフォームからの登録だけでなく、お客様の手元にある膨大なトランザクションデータをトランザクションDBに一括登録することで、自動的にスパイラル®上のマスタDBに正規化することが可能です。別システムに蓄積された閲覧履歴や購買履歴のデータをトランザクションDBに登録することにより、容易にシステム間のデータ連携が可能になります。
トランザクションDBに格納されるデータは、従来の契約レコード件数による料金体系ではなく、トランザクションDBに最適化された料金体系を適用します。トランザクションデータの料金は、月あたりの登録トランザクション数によって決まり、契約レコード件数と同数分のデータを毎月無料で登録できます。データをトランザクションデータと契約レコード件数の課金対象となるマスタデータに整理することでコストを抑えた運用が可能になります。
※ 契約レコード件数と同数のトランザクションデータを毎月追加費用なしで登録可能です。
契約レコード件数と同数のトランザクション件数を超過した場合は、超過1トランザクションあたり0.5円(100円未満切り捨て)を請求いたします。
証券会社のように毎月多数のセミナーを開催しているケースでは担当者が申込者の管理に追われ、締め切り人数を過ぎてもセミナー案内ページを更新できない状況があります。
このような場合、申込者は申込フォームまで進み初めて締め切りに気づくことになり、ストレスを与えるだけでなく、次回の予告や誘導等の適切な案内ができずチャンスロスが発生します。
トランザクションDBでセミナーへの参加申込を受け付ければ、申込者マスタDBへのメンバー登録とともに、残席数を管理するセミナーマスタDBへの席数の減算処理を行うことができ、残席数が「0」に達したところでセミナー案内ページへの掲載を自動的に終了し、かわりに次回の案内を表示させることが可能となります。
小売店舗がネットショップを開設することが非常に多くなっています。ネットショップ運営システムには、決済や会員登録など、運用に便利な機能が備えられていますが、メール配信機能に制限があり、会員情報を活用した販促活動がしづらいという場合があります。
ネットショップの購入履歴を自動でトランザクションDBへ取り込み、購入者マスタへ正規化することで、以下のような多彩な販促活動が可能になります。
メールマガジンを販促ツールとして運用する企業は多くありますが、営利目的のメールマガジンを運用する際には、購読者のオプトイン情報を記録・保管することが特定電子メール法で義務づけられています。また、オプトアウトを受け付けても、購読者からのメールマガジンに関するお問い合わせを想定し、登録データを物理削除ではなく論理削除としている場合があります。このような状況では、メルマガ購読者DBの登録データが必要以上に増加しメールマガジンの運用コストを肥大させてしまいます。
トランザクションDBでメールマガジンのオプトイン、オプトアウトを受け付ければメルマガ購読者DBでアクティブな購読者のみを管理して、トランザクションDBでオプトイン、オプトアウトの証跡となるデータを保管できるため、アクティブな登録データのコストのみで運用することが可能です。
資料請求フォーム内で、メールマガジンの購読を受け付ける場合があります。これまでは1つのDBに資料請求データとメールマガジン購読希望データが登録され、購読希望者のデータのみをダウンロードし、メールマガジン購読者マスタDBにインポートするという手間が発生していました。
これをトランザクションDBの正規化処理による1つのプロセスで解決することができます。トランザクションDBでリクエストを受け付け、条件分岐によりメールマガジン購読者マスタに登録します。また、資料請求データはトランザクションDBに保管します。